想いは空の彼方へ [日々鉄道小景~ショートストーリー]
僕の心の喜びを、いくら雲に向かって叫んでみても。
雲は何も語らない。
僕の心の悲しみを、いくら空に向かって叫んでみても。
空は何も語らない。
そこにはただ、白い雲と青い空があるばかり。
あの空に舞う、ひとすじの雲のように、僕の心も無限の可能性に向かって
羽ばたいていけたら、どんなにか幸せだろうか。
そんなことを思いながら、空を見上げていたら、
大きな警笛を鳴らしながら、列車が鉄橋を渡っていった。
そうか、君も決まったレールの上をひた走る存在だったんだね。
鉄橋を渡る列車の、規則的に刻まれるジョイント音を聞きながら、
僕は不意に涙した。今日の空が明日の空につながっていることを祈って。
[2010/10/11 八高線 東飯能~金子 By Canon EOS 50D]
雲は何も語らない。
僕の心の悲しみを、いくら空に向かって叫んでみても。
空は何も語らない。
そこにはただ、白い雲と青い空があるばかり。
あの空に舞う、ひとすじの雲のように、僕の心も無限の可能性に向かって
羽ばたいていけたら、どんなにか幸せだろうか。
そんなことを思いながら、空を見上げていたら、
大きな警笛を鳴らしながら、列車が鉄橋を渡っていった。
そうか、君も決まったレールの上をひた走る存在だったんだね。
鉄橋を渡る列車の、規則的に刻まれるジョイント音を聞きながら、
僕は不意に涙した。今日の空が明日の空につながっていることを祈って。
[2010/10/11 八高線 東飯能~金子 By Canon EOS 50D]
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