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東北関東大震災で被災された皆様へ [その他]

このたびの東北関東大震災に際し、想像を絶する被害に遭われた多数の被災者の皆様に対しまして心からお見舞いを申しあげますとともに、尊い命を落とされた数多くの犠牲者の方々に対しまして謹んで哀悼の意を捧げたいと存じます。また依然行方不明の方々と連絡が取れないご家族やお知り合いの皆様の胸中を察するに余りあるものがございます。

既にこのブログでも紹介をさせて頂いております通り、もともと埼玉の出身ということもあり、距離的に近い東北地方へは頻繁に旅行に出かけており、そのときの写真も何枚かご紹介をさせて頂いております。
今回の被災地の中心である、青森・岩手・宮城・福島の太平洋岸へはそれほど多くは訪問しておりませんが、それでも宮古、岩手船越、釜石、遠野、八戸、仙台、名取、気仙沼、白河、いわき、久ノ浜など度々訪ねており、訪れるたびに、その風光明媚な景色とそこを走るローカル線の風情に心を癒されたことが思い出されます。

今回の震災で、あのような美しい風景が一変してしまったのをテレビ越しにではありますが、拝見し非常にショックを受けるとともに、住民の皆様の悲痛な声を聞くにつけ、自然の猛威の恐ろしさと、自らの無力さを痛感している次第です。

東京という遠く離れた地で、私のような一個人が貢献できることは非常に小さいものであるとは思いますが、何か少しでも被災地の皆様のお役に立てればと考えております。
金銭・物理的に募金等を通じて支援させて頂くことはもちろんですが、自分のライフワークであるこのブログを書き続けていくこともその一つではないかと感じております。
ライフライン復旧のめども立っておらず、明日の命や食料さえ不安に感じていらっしゃる方々に対して、「ブログを書き綴るということなど、何をふざけたことを」とお叱りの声を頂くことは重々承知しておりますが、それでもなお、もし近い将来、被災地の皆様の中のどなたか一人でも、私のブログや拙作の写真、小説等をご覧になって、そのお気持ちに勇気や希望を与えることが出来るのであれば、それは少しでも意味のあったことなのではないかと考えております。

岩手のとある海岸沿いの町では、今回の震災による犠牲者が奇跡的にゼロであったことを知り、大変安堵致しました。本当に「不幸中の」幸いではございますが、このような喜びを一つ一つ積み上げていければと思います。そして私のこのブログが、その積み上げる喜びとは比較にならないかも知れませんが、ほんの小さな礎にでもなってくれれば、それは大変ありがたいと存じます。

都会で生まれ育ち、田舎というものを持たない私ですが、日本の田園風景や海、山の美しさ、そしてそこを走る鉄道の、地域と共に生きる姿が本当に好きで、もう十年以上鉄道風景を撮り歩いております。
いつの日か、今回の被災地がまたもとのような美しい日本の原風景を取り戻す日が来ることを、またそこで暮らされる皆様に笑顔が戻ってくる日が来ることを、心よりお祈り申し上げております。

被災地の皆さん、どうか頑張ってください。遠い東京の空より、被災地の復興を心からお祈り申し上げております。

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[釜石線]
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