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2010年 結びの挨拶に代えて [日々鉄道小景~ショートストーリー]

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いよいよ、今年も最後の一日となりました。
皆様は今年一年をどのようにお過ごしでしたでしょうか?

少し個人的なことを書きます。
今年は、年初の引越しに始まり、本当にいろいろなことがあり、私にとって激動の一年でした。
嬉しかったこと、悲しかったこと、さまざまなことを経験する中で、そこには常に人との出会いと別れがありました。

年後半から少しずつ書き綴っている「日々鉄道小景~ショートストーリー」は、フィクションではありますが、そのような多くの人との出会いと別れの中で、私が感じたことやヒントを得たことを基に作成したものです。拙文ではありますが、これを読んで元気をもらっているという方もおり、私の作品に愛着を持って頂けるのであれば、それは作者として望外の喜びであります。

「運命」という作品の中でも少しふれましたが、時折、「自分自身の運命が線路のように決まった筋書きの上を走っていると分かれば良いのに…」と思うことがあります。
どこでどのような人と出会い、別れ、そして自分自身の人生がどのように終わるのか…
自分の心が傷つくたび、「運命が分かっていれば、自分の人生がどんなにか楽になるだろう」と考えたのも、一度や二度ではありませんでした。
でもそのたびに、運命は、分かっていないからこそ、そこに面白みがあるのだと思い返し、その面白みを喜びとして噛み締めることが、ようやく少しずつではありますが、出来るようになりました。

出会った人の中には、苦しい境遇に置かれ私以上に心が傷ついている人、私を傷つけた人、そして私自身が傷つけてしまった人など、いろいろな人がいました。

その一瞬一瞬は、運命を呪ったり、まだ見ぬ将来に不安を感じたりすることもあるかも知れない。でも、雪降る冬の後には必ず春が、夕闇の向こうには必ず朝が待っているように、あなたの人生にもきっと明るい未来が待っている。
そして、その未来を作るのは、運命を切り開いていくのは、他の誰でもないあなた自身なのだということを、僕と出会った全ての人に対する言葉とし、今年の結びの挨拶に代えさせて頂きたいと思います。

今年一年間、どうもありがとうございました。来たる新年が皆様にとって良い一年でありますことを心よりお祈り申し上げております。
[カバー写真 飯山線 森宮野原-横倉]


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タグ:飯山線
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